手作りアンク服。

ウェデイングドレスのパタンナーをしていたこともある元後輩が、一緒に仕事をしていた時に「メイド服でもファイナルファンタジーの衣装でも、何でも作ってあげますよ！！！リクエストして下さい」って言ってくれてから、もう数年。
今は嫁に行って首都圏に行ってしまったから、それからは会っていない。
でも、新婚旅行のお土産とか小物とかたまに送ってくれたり、ずっと私のことを気に掛けてくれていた。
一見、クールそうに見える私が実はとんでもなく感情表現が不器用で、すごいヘタレなのに必死で虚勢を張って生きているって、そんな私が心配っていつも言ってくれたいたね。
身体も弱いくせに無理ばっかりしているって、いつもこんな私のことを心配していてくれた。
彼女は大人びた風貌で淡々としているように見えて、真面目な顔をして盛大なボケをかますという私にとって、すごく癒しをくれた大好きな子だった。
私が仕事場で気管支炎の喘息性の発作を起こした時に、心配し過ぎていつもの飄々とした彼女からは想像出来ない位、動揺して「死んじゃダメです！！！」って泣いてしまうような子だった。
喘息性の発作は初めて見る人には、かなり衝撃だよねぇ…。
今まで、何人の子達を固まらせたか…。（汗）
今の私の身体を伝え聞いて、メールをくれた彼女。
“心配してくれてありがとう～！大丈夫だよ～！仮面ライダーオーズから元気を貰っているし！特にアンクが好きなんだ～　”って画像付きでレスしたら、アンクの上着を作ってくれるって言ってくれた。
“そのお衣装、私が作ります！！パターン（型）をおこすのに、頂いた画像からは形が分かりづらいのでパソコンに画像を送って下さいー！！他に頼まれているのもあるので、少々お時間を頂きますが、宜しいでしょうか？；；；”
もう、この言葉だけで泣きそうになったよ。(T_T)
主婦としてすることだって沢山あるし、人柄から沢山の友達や付き合いがある彼女がそう言ってくれただけでもすごく満足…というかその気持ちがありがたかった。
ボケをかましながらも、飄々として自分のペースを守りつつ周りに常に気遣いが出来た彼女にずっと憧れていたよ。
私は年下の彼女のことを“アニキ”って呼んでた。
気が付けば、周りの彼女のことを“アニキ”呼び。(^_^;)
“娘”といい“アニキ”といい、今の私を解放してくれた存在。
年齢とか関係なく、私の心に多大な影響を与えてくれた人達の中の大きな存在。
うん、その気持ちだけで十分、私はメダルを貰ったよ。
膨大な元後輩ネットワークから、いっぱいメールも貰った。
“娘”からは「夢枕に立ったら、敬語無しで“身体に帰りやがれ！！！”って怒鳴りますからね！？」って、電話で直に言われたよ。(^_^;)
全くもう…。
こんなヘタレによく付き合ってくれるよ…。
こんな後輩達に出会えて恵まれているよな、私……。
娘達の子供の“孫”も見たいし、もうちょっとだけ頑張るかぁぁぁーーー！！
“アニキ”、アンクの上着のデザインを送って、私の身体のサイズもちゃんと測って教えるから、アンク服を楽しみにしているよ！

皆、本当にありがとうね！！！！！