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日常の出来事、特撮(主に仮面ライダーオーズ)ゲームの話など勝手気ままに書き綴っている独り言日記です。
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祖母の四十九日が終わりました。
とはいっても、喪主の叔父達が首都圏に住んでいるので、火葬場から帰ってきた後に一緒に初七日と四十九日の繰り越し法要は済ませています。
実は四十九日のその日は昔、私が事故った日と同じ日。
ちょっぴり、心中複雑です。(^_^;)
四十九日も終わったことですので、11月に書いた法要の続きを書こうかと思います。
お通夜が滞りなく終わって、父は弟達を連れて夕食へ。
残った母と親戚達、叔父、叔母、従兄妹達の間で昔の話になり、何となくその輪に入っていけず、親族控え室に戻ってきていた祖母の棺の側で眠っている祖母の顔を見つめていました。
棺にドライアイスを入れてあり、冷気を逃さないために棺の顔の部分にセロファンが貼られていたのですが、それが空気の動きで照明を反射してその光が動くんですよね。
それが更にただ眠っているような錯覚をしてしまうんですよ。
呼吸でそのセロファンが動いているんじゃないかって…。
その時、叔母が来て私がまだ学生時代の時にあった祖母のやんちゃ(?)話をしてくれて、また涙がぽろぽろと…。
母が来た時に瞬間的に涙が引っ込んだのは、怖ろしいまでの条件反射です。(^_^;)
次の日の朝9時から始まった告別式の最後は親族だけの献花。
この献花用の花もシンビジュームやガーベラなど、白かピンク、オレンジなど可愛らしいもので、母が小さめのピンクのガーベラを祖母の右耳の上に飾った上に、私が大きめのオレンジのガーベラを飾りました。
親族全員が献花をした後、「残った花も皆様で全部お入れ下さい。お顔が見られるのはここで最後ですので、どうぞお別れをして差し上げて下さい」との斎場の方に言われ、最後まで花を入れ続けました。
少しでも綺麗に飾られるように。
可愛らしい色合いになるように。
そして花を入れ終わり、皆が少し距離をおいて棺を見守った一瞬の間。
最後に母が棺に近寄り、祖母の頭を撫ぜ、頬を額をペタペタと触り、おどけるようにひょいと棺の中の祖母の顔を覗き込む仕草をした瞬間、思わず涙でしゃくりあげてしまい、背を向けてしまいました。
これは私だけではなく、他の親戚の方々も何か込み上げるものがあったらしく、「〇ちゃんっ!皆をちゃんと守りなさいよ!!」と気丈な親戚のおばさんが泣きながら叫ぶ中、静かに棺の蓋は閉められました。
そのまま、現在札幌で一箇所しかない火葬場(一番大きな火葬場は改装で全面閉鎖中)へ向かったのですが、火葬場自体へは1時間も掛からずに到着したのに、駐車場にズラ~ッと並ぶリムジンとマイクロバスの長蛇の列!!
後日、友達から聞いたのですが札幌では今その火葬場しか稼動していないため、どこの斎場でも9時に告別式を終えると先を争って向かうそうです。
確かに昔の告別式って10時からだったのに、何で9時なんて早い時間になっているんだろう?とは思っていたのですが、そういう理由だったとは…。
結局、私達はマイクロバスの中で1時間半待ちました。
その間、隣に座った母と色々話しました。
亡くなった当日のお昼にも祖母の病院に行った時も、呼吸が荒めでたまに苦しそうにしていたこと、16時過ぎに病院から電話が掛かってきて「心臓が停止しかかっているので、電気ショックを与えようと思っています」と言われて急いで病院に向かったけれど、着いた時にはもう息を引きとっていて、既に霊安室に安置されていたこと。
私も最後の時は出来るだけ看取ってあげたくて、容態が変化したらすぐ連絡をくれるように母にずっと言い続けていたのですが、まさか身内の誰にも看取られずに息を引きとってしまったなんて…。
数日前から個室に移り、看護師さんの目のすぐ届くところにいたのに、何でそんな心停止しそうなくらいになってから?
病院がもう少し早く連絡をくれれば…と、今でもつい思ってしまいます。
そしてこれは後日に聞いた話なのですが、私が最後にお見舞いに行った時も呼吸が苦しいのか口が閉じられなくなっていて、保湿のためにマスクをしていました。
その後、酸素マスクを装着していたはずの祖母の口はちゃんと閉じていました。
その点を聞いてみると「亡くなった時は口は開いたままだったよ。死んだらもう痛くないから、葬儀屋さんが顎をグキッてやって閉じたんじゃない?」
へ…へぇぇぇぇーーー………。(汗)
でも確かに口が開いたままの顔だったら対面した時、かなりショックを受けたと思う。
眠っているような、そして昔の祖母のような顔だったからこそ、昔の色々なことを思い出して祖母との色々な思い出に浸れた部分もあるし、祖母自身も皆に綺麗な顔を見てもらいたかっただろうと思います。
ようやく火葬場の入口にバスが着き、それからはあっという間でした。
幼い頃に根付いた“火葬場=暗くて寒くて怖い場所”という一種のトラウマを一掃するような、明るく綺麗で暖かい建物。
そして祖母の棺はリムジンから降ろされ、真っ直ぐにかまどへ。
有志で書いた“お別れの言葉”の布と花束が棺の上に置かれ、全員で合掌。
昔の重い扉がガシャン!!と閉まるものではなく、エレベーターの扉のように自動化されており、かまどの中に棺が静かに収納され、扉もスーッと閉まり…。
扉が閉まる瞬間に見えた棺の上で風圧で揺れる花束が、今でも忘れられません。
これが祖母との本当のお別れでした。

火葬場でのお話がもう少し続きます。 
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